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jibun09の日記

「今見えているものはこう」というのを書きとめておける場所として、置いておこうと思います。

雀と鳩と鴉

昨日川沿いでぼーっとしていたら、鳩に餌をあげてるおじさんがいた。チューハイ片手にスナック菓子を地面に蒔いて、踏んで潰して鳩の口に入るサイズにしていた。そこにおじさんの知り合いらしき人がやってきて、おじさんは去って行った。

地面には潰されたお菓子と潰されてないお菓子が転がっていて、そこに鴉がやってきた。鴉はクチバシが大きいので潰れてないサイズのも食べられる。でかい身体を揺らしながら、一気にふた粒くらい咥えていく。鳩はというとちょっと居づらそうにはしているけど、初めから鴉の狙っているサイズのは眼中にない。小さいサイズのだけクチバシでつついている。

そこに雀がやってきた。雀は雀で、鳩が食べてるのよりさらに小さい屑をつついてまわっている。図体のでかい鴉と、中くらいの鳩と、小さい雀がぴょんぴよん跳ねながら餌をつついている。なんか月並みだけど、ああ、それぞれの分というか生きる場所があるんだなあと思った。

鳩はたぶん、もっと大きいサイズのを食べれた方がよかったのにとか、そういことは考えないんだろうなと思う。だってはじめからクチバシの大きさが違うのだから。

もちろん撒かれた餌には限りがあるわけで、クチバシの大きさでたくさん食べられたり食べられなかったりするのかもしれないけど、身体の大きさも全然違うんだからトータルではバランス取れてるんではないだろうか。

 

Facebookで大学時代に仲のよかった友人がバリバリ仕事してる様子を見てなんか憂鬱な気分になったりするけど、あーぼくらはたまたまある餌場で一緒になった鳩と鴉みたいなもんなのかもなーとかいうことを考えた。

当時は自分たちを似た者同士だと思っていて、確かにある程度似てる部分もあったのかもしれないけど、実はクチバシの大きさが全然違っていたのかもしれない。

ぼくはいまあんまりバリバリ仕事をしていなくて、でもそういう生活にちょっと憧れるというかそこまで仕事に情熱を傾けられることを羨ましく思ったりもする。自分はこの年でろくに経験も積めてないんじゃないだろうかと焦ったりもする。大学時代はあんなに通じてた感じがしたのに、自分は間違ってたんだろうかとかもっと違う生き方があったんじゃないだろうかとか思ったりする。

でも鳩と鴉だったのだとしたら仕方ないのかもれない。いやでも同じ人間だよなとも思うし、違う人間だよなとも思う。