jibun09の日記

長々とした日記を書いています

6月16日

昨日職場の人と飲んだ。うちの職場はあまり同僚と飲みに行くとかがなくて、先輩に気を遣う気の進まない飲み会みたいなのはほとんどないので気が楽だ。昨日のはそういうのとも違っていて、個人的に気にかけてくれてる何人かとの会食だった。詳しいことは書けないけれど、仕事のモチベーションなんてどこで湧いてくるかわからないし、以前だったらやりたいとも思わなかったことをちょっとやってみたいなと思ったりしていて、不思議なものだなあと思う。

僕は前にしていた仕事を辞めた時、「人は仕事をするものだ」「人はお金を稼ぐものだ」という価値観の底が一度抜けてしまった。いや、もちろんお金は生きていくうえでもちろん必要なのだけれど、それが第一優先ではないよね、と考えていた部分があった。だからphaさんの本とかも読んだし、身の回りの友人もほとんどお金にならない、けど自分がほんとうに大事だと思うことを企画にしているような人たちが多くて、今の仕事が決まった頃は「まあすぐに辞めてもおかしくないな」と思っていた。

けれど今は心境がちょっと変わってきていて、一度抜けた底にちょっとずつ床板が張られつつある。まあたまに踏み抜いたりするし何年か経ったらその床板も腐ったりするのかもしれないけれど。

今日は柴田聡子のライブに行ってきた。アルバム『愛の休日』のレコ発。


柴田聡子「後悔」(Official Video )

会場は京都のurbanguildで、いい雰囲気だった。バーカウンターやテーブルと椅子もあって座って観られる仕様。食事も提供しているみたいで、開演までにごはん食べてる人がけっこういた。今回は松屋で腹ごなししてからきたけど、次は早めにきてここでゆっくり食事すればよさそう。

ライブもよかった。柴田さん、案外背が高くてやっぱりすらっとしていて、口が大きくて、アコギの弾き方がおもしろくて、そしてやっぱりあの声だった。新曲と言っていた『心の中の猫』だったか、あれはだめだ。ちょっと泣いた。『愛の休日』収録曲から、昔の曲も含めてたっぷり90分。山本精一さんも後半普通にステージに上がって一緒に演奏してた。ボンゴめっちゃ速かった。

スタンドには、応援団いる、野次馬たちいる、好きな人がいる、こわい人がいる 

100m 9秒で走る、9秒で走る、9秒で走る、9秒で走る 

(大作戦) 

胸のつかえに目薬さしてくれたあなたと観覧車

高いレールの上を走る黄色いふたり乗り自転車(あなたはあなた)  

どうしてこんな詞が書けるんだろうか。これまでの曲の展開と一見全然関係ないフレーズが最後に出てきて、けれどとてつもない印象を残して曲が終わる。 過去のアルバムは聞いていなかったので今日けっこう知らない曲を演っていたのだけど、どの曲もこの「独特のあっけにとられる感じ」がある。曲に聴き入って歌詞に注意を払っていると、気づいたら全然思いもよらないところに連れて行かれていて、けどなんだか心地いい。

ライブで演っていた『いきすぎた友達』を聞きたくて昔のアルバムを物販で買ってしまった。終演後にトイレに行ってフロアに戻ると柴田さんがいて、サインと写真の列ができていてちょっと迷ったけど並ばなかった。サインもらう用のペンもないし、ひとり柴田さんとツーショット写真を撮れたらそれは嬉しいだろうけどちょっとそのエネルギーはないなと思って会場を出た。まだアルバム聴いていないので、明日ゆっくり聴こうかなと思う。

愛の休日

愛の休日

 
いじわる全集~通常盤

いじわる全集~通常盤

 

 落ち着いた席で、ゆっくり観れるライブというのもいいなと最近思うようになってきた。年だろうか。けど追加公演の磔磔も行きたくなってしまった。だっていつか行きたいと思っていた磔磔だし、どついたるねんのDaBassと浜公氣が来るんだしでかなり行く方に傾いている。せっかく近いんだしやっぱり行こうかな。