jibun09の日記

長々とした日記を書いています

11月10日

特定の1人の人間と親しくなって、ずっと一緒に暮らすって一体どういうことなんだろうか。

僕はどこかで人を冷めた目で見ているところがある。外向きはわりと人当たりのいいほうかも知れないけれど、たとえば外で昔の同級生とか同僚とかの知り合いに会ってもよほどの関係性でない限り自分から声はかけない。

1人でいて寂しいと感じることもあるし人と話したいなと思うことはあるけれど、どんどん人と関わっていく知り合いを見ていてそこまでナチュラルに人との交流を喜べないよなという感覚がある。

そりゃあとある人を素敵だなと思ったりもっと話したいと思ったりする瞬間はもちろんあるけれど、それがずっと続くかどうかは分からない。結婚とかはそれを「ずっと続くんです」と言い切る契約で儀式のような気がする、という感覚がどうしてもある。

そういう感覚を越えてまで一緒にいようと思えるような相手ではないのかもしれないし、ひょっとしたら僕はそういう感覚を持つことはできないのかもしれない。

いや、世間の人は案外そんな感覚を持っているわけでもなくて、いろんな事情とかタイミングが重なって結婚して、いろんな事情やタイミングが重なってとりあえず続けているだけなのかもしれない。

他人は他人なのでやっぱり何かしらイライラしたり、足りないところが目についたりして、その度に「この人と今後もいるのか…」と考えるとちょっとひるむ。

けれど、イライラするとか足りないところが目につくというのはその瞬間瞬間のことであって、つぎの一緒にはどう映っているかは分からない。先の自分にどう見えるかを無理やり先読みしようとしても仕方がなくて、とりあえず今はイライラしている、目についているということを感じることしかできないし、それを取り扱うしかないという感じがする。