jibun09の日記

長々とした日記を書いています

7月13日

7月某日

今いる職場の無期雇用転換の面接を受ける。今の雇用形態はいわゆる非正規で雇用期間に定めがあるため何もしなければ今年度いっぱいで退職ということになる。非正規といいつつここ2年はなんとか交渉で月給を上げてきたし賞与も出るので一人で生活する分には大きな不自由はないのだが、数年経ったら次の仕事の心配をしないといけないというのは精神衛生上良くない。国から提示された「非正規雇用の労働者が無期雇用の転換を求めたら応じなくてはならない」というルールへの言い訳として整備されたのだろう、ということは誰が見てもわかるようなこの制度にうさんくささを感じながらも、ぶら下げられた人参に年齢的にどうしても目が向いてしまう物悲しさのようなものを感じながら、面接官と20分程度対話した。

面接官から投げかけられたいくつかの質問への回答が支離滅裂になっており、自分は面接もろくにできない人間だ、社会人として失格なのでは、もうどこの採用試験にも受からないのではと思い落ち込んだ。半ばヤケになって祇園ルーマプラザに行く道すがら、知人にLINEをしたら励まされて少し落ち着いた。ルーマプラザに来るのは3回目で、これからも来るだろうと思い会員証を作った。普段は店員と積極的に話したりしないのだが、ポイントの還元率などを質問した。湯船と水風呂とサウナを往復して屋上の外気浴スペースのベンチに寝転がると、こめかみあたりの血流が激しくなっているのを感じる。トリップ。湯上りに入会特典の無料券を駆使して生ビールを注文、生姜焼き定食を流し込む。最近はルーマプラザに来ると『進撃の巨人』を読み進めている。しかし時間が空くと前の展開を忘れてしまうので、少し遡りつつ読む。人生は虚しい。そして人生の目標とか人が行動する理由とか、そういうものは人との関係性の中でいかようにもゆらぐものだ、みたいなことを考える。少し泣いた。

7月某日

今住んでいる家の退去手続きを進める。立会いの日程について不動産屋に問い合わせたところ、立会いは不要、鍵は部屋に置いて戸を開けておいてくれという。なんやそれはと思ったが、思い起こせば入居時から色々と難のある不動産屋だった。部屋の清掃が終わっているはずが未完だったり、アンテナ工事を依頼しても音沙汰がなく忘れた頃に業者がやってきたり、他にも挙げればきりがない。サイトや外見は良さそうな不動産屋だったのだがサービスの質とは必ずしも比例しないことを学んだ。

退去日と次の入居先は決めたものの、根本的な問題が解決しておらず、宙ぶらりんの日々が続いている。周囲に話すとさすがにはっきりさせるべきだと意見をもらうし自分もその通りだと思うが、なかなか事態が打開できないでいる。