jibun09の日記

長々とした日記を書いています

暑い。

日中もあたまがぼーっとして全身がだるい。夏ってこんなに暑かっただろうかと、毎年思っている気がする。ということを毎年思っている気がする。

今日は今日で不動産屋に寄るために違うルートのバスに乗って帰った。今住んでいる場所の家賃も日割り計算してくれることがわかったので、たぶん引っ越しは8月半ばだ。今年の夏は海外でも行ってやるかと思ったりしていたけど、引っ越すのなら別にいいかという気もする。

引っ越すなら海外なんて行かなくてもいいや、と思うというのは、今回の引っ越しに非日常的な何かを求めているということなんだろう。だから「鴨川の見える部屋に住むなんて最高じゃないか」と思う一方で「窓からの景色もそのうち日常になって、つまらなく感じたりするんだろうか」みたいなことを考えながらバスの外の景色を眺める。

前払いのお金を全て払い終えて、とうとう住むことがほぼ決まった。契約の決まった担当者はなんだかあっさりしていた。前の時はあんなにがつがつしてたのに、決まったらこんなもんか、でもまあこんなもんだよなと思っていたらもう不動産屋の外にいた。

卵を買って帰ってその卵は特に使わずにカレーを作って食べて、スーパーに行って肉と昆布を買って帰って明日のためのおにぎりを作って洗濯機をまわしてようやくひと段落した。

洗濯が終わったら酸化が進んで全然おいしくなくなった最後の一杯のコーヒーを淹れて、牛乳を混ぜて飲もう。

仕事を終えて職場から出たら景色が黄色くて、ヒグラシが鳴いていて、もうこれは完全に何かの回想シーンだった。もう夏だ。

いつもと違うルート、つまり引っ越したら使う予定のルートで試しに帰ってみて、うどん屋で夕飯を食べて、銭湯に寄って帰ってきた。

賃貸関連の書類を改めて見直す。明日電話しよう。

やりたいことなんて

やりたいことなんて、ふっと沸いて次の瞬間には微妙に形とか自分からの距離とかが変わってしまうようなもんじゃないだろうか。

新しいブログをつくりたいとか、カレー食いたいとか映画見たいとか喫茶店行きたいとか、川沿いの家に住んでみたいとか、人と話したいとか一人でいたいとか、極力お金使わないことがおもしろいとか、めっちゃ散財したいとか

その瞬間にひょいっとそれを捕まえてやってしまうのが、いちばん気持ちいいんではないだろうか。

けっこう瞬間瞬間でその感じは変わるから、ふっと沸いた次の瞬間には「別に今じゃなくてもいいのでは」とか「それはやりすぎでは」とか色々考えてしまうけど、ふっと沸いてあんまり時間が経っていないタイミングでできそうならやってしまえばよいのだと思う。やってみたらまた違う感じになるかもしれないし。状況が変われば自分の感じもけっこう簡単に変わるし。

やるまでの条件が整っていなかったらやろうとしてもできないだろうし、無理してる感じがないかどうかだけちょっと気にかけておけばいい。というか気にかける間もなく気づいたらやってしまうこともあるだろうし、無理してたら無理してたで「無理してたなー」ということがわかるので、無理をやめればいい。

引っ越すことを自分に納得させようとして書いているような感じもあるけど、早く寝ればいいのにこういうことを書いているのも、ひとつのやりたいことで、やってしまえばまた状況は変わるんだろう。それの繰り返しだ。

賃貸契約

物件の入居申し込みをしてしまった。

以前から、今住んでいるところを引っ越したいと思ってSUMOを漁ったり不動産屋を訪ねてみたりしたけどなんだか決め手に欠けて、まあ急がなくてもいいかと思っていた。良さそうな物件はあったけど、今いる場所よりも家賃がずいぶん上がるので「ここまで出したいのか、出せるのか」と考えたらよくわからなくなっていた。

この間、「そうか鴨川の見えるマンションなら住みたい」と思ってひたすら川沿いを歩いた。川の見えそうなマンションで手頃そうな物件の名前をスマホで検索して家賃を調べたりしながら帰った。やっぱり鴨川沿い=京阪沿線なのでどこもそこそこ値が張って、まあゆっくり考えるかと思っていた。

そんな矢先、昨日、友達と共同で借りているアパートを解約することになった。僕は今、住んでいる場所とは別に、ほかに3人の友達と家賃を折半してアパートの一室を借りている。特に用途を決めたわけでもなく、誰かがずっと住んでいるわけでもなく、でもちょうど1年と7ヶ月前にそういう話になって、借りた。そこを借りている間にはほんとうに面白いことがたくさん起こって、それについてもまた書けたらと思うけど、とにかくそこは解約することに決まった。

昨日はそのアパートに泊まって、今朝家に帰ってきてぼーっとネットで物件を見ていたら良さそうなところがあって、不動産屋に行った。この間、川沿いを歩いたときに外観だけ見た物件だった。マンションの名前がよくわからなくてうまく検索できなかった物件だった。

最近友達と引っ越しの話をしていて、信用できる不動産屋と出会って「この人が言うならここしかない」みたいな決め方をしたというのを聞いてちょっとあこがれていた。ぼくは今住んでいる場所は「とにかく安いところを探そう」と思ってネットで調べて、ほぼそこに決めて不動産屋を訪ねたので他の物件も見なかったし、前の住人がまだ住んでいて内覧もせずに決めてしまった。だからそういう「不動産屋とあれこれ話をしながら気に入った物件に決める」みたいなのにあこがれていて、なので今日訪ねた不動産屋の担当者はなんというか理想と違った。若くて、ああ実績つくりたいんだろうなこの人というのがぷんぷんしていて、一度は何も書かずに帰ろうと思った。でも結局、申し込み用紙を書いてきた。

物件はなんというか、すごくよかった。窓が大きくて鴨川が見渡せる。キッチンは小さめでベランダがないから洗濯物が干しにくいけど、部屋に入ったときの第一印象がよかった。

ほかの物件との微妙な値段の違いを吟味するとか、そもそも今の物件に不満な点を解消するだけならもっと安いとこでもいいんじゃないかとか、いっそ実家に帰るのもなくはないんじゃないかとか、別に川は行きたい時に行けばいいのではとかいろいろ考えられるけど、自分が「住んでみたい」と思うところに住んでみるというのが、今やってみたいんだと思う。なのでたぶん、住むとおもいます。

ソワレ、ウイスキーコーヒー、遭難フリーター

京都の喫茶店ソワレに来ている。次の休みは部屋探しでもしよう、とか思っていたのに結局掃除して洗濯してネットみてオムライスつくって昼寝してたらもう3時だった。なんか外に出たくてここに来た。
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ウイスキーコーヒーというらしい。
写真が暗くて荒い。
というか店内が暗い。

カップの奥のガラスの容器にウイスキーが入っていて、ぽたぽたとコーヒーに垂らして飲む。メニューにあって何だろうと思って聞いたら「コーヒーにウイスキーをかけて香りを楽しむもの」らしい。適度にぼーっとしてきて、夕方のこのどうしようもない時間にちょうどいい。

このあいだ仕事終わりに京都みなみ会館で「遭難フリーター」と「モッシュピット」を観てきた。劇場には地下鉄と近鉄を乗り継いでギリギリに着いた。

遭難フリーター」のほうはなんか身につまされる感じだった。仙台から東京に憧れて埼玉に出てきた岩淵監督(当時20代前半)が派遣労働者として工場で働く生活を自分で撮影したものだ。
初公開はだいたい10年前で、当時のニュース映像がたびたび挿入されるけど今よりも世間的には非正規労働者の「存在そのもの」が問題にされてる感が強かった。劇中に出てくるおじさまが監督に向かって「そんなんじゃ企業の奴隷だ」「この先どうするんだ」って檄を飛ばすシーンは観ててきつかった。少し状況は違うけど自分もリタイア後のおじさまから似たようなことを言われたことがあったのを思い出した。
監督を取材しにきたNHKの記者も印象的だった。「勝ち組」として描かれる彼は「なんでこの仕事してるんだろうってしょっちゅう思う」「9時5時で帰れる仕事に就いたほうがよかったのかな」と言い、監督に劇中のナレーションで突っ込まれる。「勝ち組じゃなかったのかよ」「俺は誰に負けた?」

こういう記事を読んだ。
社会的な地位みたいなものは、自分が触れてる情報とか一緒に過ごしてる人によって感じ方は変わってくるものだろうなと思う。普段生活してる分にはなんとも思わなくても、Facebookばかり見てると精神的に不安定になったりするのはそれが理由だと思う。本文中にもあるように、同じような価値観の人とだけ付き合っていたらあまり気にならないのかもしれない。でも厄介なのは「同じような価値観」の人が集っていたとしても結局、その中での序列みたいなものはどうしても生まれてきてしまって、嫌でも自分の地位みたいなものがちらついてしまう。

映画のラストシーン、夜通し東京の街を南に向かって歩いた監督は、行き着いた海岸でつぶやく。「とりあえず南に行こうと思って歩き出したら海に着いた」「着いたらからといって何があるわけでもないけど、とりあえず来れてよかった」「帰ります」

この「来れてよかった」という感じがどうして生まれたのかは、きっと監督にしかわからない。誰でも夜の東京を夜通し歩いたら何か掴めるかというとそうではない。でもこの「よかった」みたいな感覚自体は分かる気がする。結局「南に行こうと思った」「雨が降っているので歩き続けるしかない」みたいな、周りから見たら理解しにくかったり理由の説明しにくいようなことでしか、確かな実感みたいなものは得られないのだと思う。

こういうことは前の仕事を辞めた時に散々考えて結論が出たような気になっていたけど、環境が変われば簡単に揺らいでしまうなとつくづく思う。前は映画や音楽や漫画がなくても全然大丈夫な時期だったけど最近そうでもなくてコンテンツ消費欲が高いのもそういう変化かもしれない。

ウイスキーコーヒーのせいかダラダラ書いてしまった。モッシュピットのことも書こうかと思ったけどまた気が向いたら。

今日は完全に二日酔いだった。家でウイスキーのボトルを半分くらい飲んでいて、朝9時の時点でまだ酔っていた。「うー」とか「きついー」とか一人で呻きながら寝たり起きたりして昼の3時頃にようやく酒が抜けた。

ぼーっとする頭でTwitterを覗いてたらこんな記事を見つけて

構造主義で作るおいしいカレー - 快適な生活

スパイス買ってきて作った。 

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うまい。

 

今日は前に働いた職場の同僚の人と仕事終わりに飲みに行く予定があって、木屋町にきた。待ち合わせは19時半だったけど20時くらいになるということだったので、フランソアという喫茶店に行った。平野勝之氏がTwitterでつぶやいていて知った店だ。店内の雰囲気と店員さんの制服の雰囲気がマッチしていてタイムスリップしたような感覚になるけど、店員さんから明らかに「大学生のバイトです」感が出ていてなんだかそのギャップがおもしろかった。店の中は落ち着く感じで、ブログを一本書いた。

元同僚の人と合流して、沖縄料理の店で飲む。今の仕事の話とか前の職場の話とか、趣味の話とかいろんな話をした。その人はぼくよりたぶん20くらい年上で、というのもちゃんと年齢を聞いたことがなくて、とにかくぼくより年上だ。その人も職場をこの春に辞めていて、同じ業界で仕事をしてきていまどういうことを考えているのかとかを聞いてみたかった。

話を聞いてると、「このままでいいんだろうか」とか「仕事にぐーっと打ち込めるといいだんけど、そういう感じでもない」みたいな、ぼくも今まさに言っているようなことが普通に出てきて、ああ年齢とか関係なく、そういう状況というのは起こるんだなということをなんとなく感じた。

泡盛を飲んで、駅で別れた後一人木屋町をぶらぶら北上して三条京阪の駅から帰った。四条から乗ってもよかったけど、なんかまっすぐ帰りたくなくてぶらぶら歩いた。夜の街の猥雑な感じはわりと好きだ。客引きのツンツンしてる感じの黒い男がいて、露出の多い気だるそうな女がいて、ふらふらになって歩くおじさんと若者がたくさんいる。その合間を縫って、素面な気分で歩く。

コンビニに寄ってコーンスープを買って、帰ってきていま飲んだ。